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Microsoft Defender for Office365初心者ガイド - 既定のセキュリティポリシー

  • Tsukimori
  • 6月19日
  • 読了時間: 3分

更新日:6月19日

■重要なポイント

①既定のセキュリティポリシーはデフォルトでは[オフ]になっているので、手動で[オン]にする必要がある

②TeamsやSharePoint、Exchangeを使用するうえで最低限必要なセキュリティベースとなる


■既定のセキュリティポリシーについて

事前設定されたセキュリティ ポリシー を使用すると、推奨設定に基づいてユーザーに保護機能を適用できます。 無限に構成可能なカスタム ポリシーとは異なり、事前設定されたセキュリティ ポリシーの設定のほとんどすべてが構成可能ではなく、データセンターでの監視に基づいています。 事前設定されたセキュリティ ポリシーの設定は、不要な中断を回避しながら、有害なコンテンツをユーザーから遠ざけることのバランスを取ります。

こちらは、Entraでいう「セキュリティ既定値群」と同じ扱いで、Microsoft Defender for Office365を使う上で最低限必要なセキュリティベースラインのポリシーパッケージです。

初期設定では、「既定のセキュリティポリシー」は[オフ]になっているため、手動で[オン]にする必要があります。

「既定のセキュリティポリシー」には2つ用意されています。

・標準的な保護

・厳重な保護

詳細な違いについては、Microsoftの公式ページをご確認ください。(事前設定されたセキュリティ ポリシー - Microsoft Defender for Office 365 | Microsoft Learn


■設定手順

(1)Defenderポータルにログインします。(https://security.microsoft.com

(2)左ペインの[メールとコラボレーション] > [ポリシーとルール]を順に押下します。

(3)[脅威ポリシー] > [既定のセキュリティポリシー]を順に押下します。

(4)「標準的な保護」の[保護設定を管理する]を押下します。

(5)「Exchange Online Protection を適用する」の「保護の適用先」は「特定の受信者」を選択し、自組織のテナントのドメインを入力し、[次へ]を押下します。

(6)「Defender for Office 365 保護を適用する」の「保護の適用先」は「特定の受信者」を選択し、自組織のテナントのドメインを入力し、[次へ]を押下します。

(7)「なりすまし防止」の[次へ]を押下します。「保護されているカスタムユーザー」と「保護されたカスタムドメイン」と「信頼できる送信者とドメイン」は何も入力せず、[次へ]を押下します。

(8)「ポリシーモード」は、「完了時にポリシーを有効にする」が選択されていることを確認して、[次へ]を押下します。

(9)「変更を確認し確定する」の内容を確認し、[確認]を押下し更新されたら[完了]を押下します。

以上の操作により、「標準的な保護」が[オン]になります。

(10)「厳重な保護」の[保護設定を管理する]を押下します。

(11)「Exchange Online Protection を適用する」の「保護の適用先」は「特定の受信者」を選択し、厳重な保護ポリシーを適用したいグループを入力し、[次へ]を押下します。

(12)「Defender for Office 365 保護を適用する」の「保護の適用先」は「特定の受信者」を選択し、厳重な保護ポリシーを適用したいグループを入力し、[次へ]を押下します。

(13)「なりすまし防止」の[次へ]を押下します。「保護されているカスタムユーザー」と「保護されたカスタムドメイン」と「信頼できる送信者とドメイン」は何も入力せず、[次へ]を押下します。

(14)「ポリシーモード」は、「完了時にポリシーを有効にする」が選択されていることを確認して、[次へ]を押下します。

(15)「変更を確認し確定する」の内容を確認し、[確認]を押下し更新されたら[完了]を押下します。

以上の操作により、「厳重な保護」が[オン]になります。


■まとめ

必要なセキュリティベースラインの設定がオフになっているので、オンにする必要があります。

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