Defender for Endpointでメールセキュリティを構築する
- 4月13日
- 読了時間: 4分
更新日:5月6日
■記事のポイント
①既定のセキュリティポリシーの内2つはデフォルトでは[オフ]になっているので、手動で[オン]にする必要がある
②Exchange OnlineをメインにTeamsやSharePoint、Officeアプリを使用するうえで最低限必要なセキュリティベースとなる
③高度な標的型攻撃のリスクが高いユーザー向けの高セキュリティプロファイルもあるが、誤検知による業務支障もゼロではない
■既定のセキュリティポリシーについて
事前設定されたセキュリティ ポリシー を使用すると、推奨設定に基づいてユーザーに保護機能を適用できます。 無限に構成可能なカスタム ポリシーとは異なり、事前設定されたセキュリティ ポリシーの設定のほとんどすべてが構成可能ではなく、データセンターでの監視に基づいています。 事前設定されたセキュリティ ポリシーの設定は、不要な中断を回避しながら、有害なコンテンツをユーザーから遠ざけることのバランスを取ります。
こちらは、Entraでいう「セキュリティ既定値群」と同じ扱いで、Microsoft Defender for Office365を使う上で最低限必要なセキュリティベースラインのポリシーパッケージです。
「既定のセキュリティポリシー」には3つ用意されています。
ポリシー名 | 既定 | 内容 | 対象ユーザー | 懸念点 |
組み込みの保護 | オン | 有害なリンク/ファイルかを開く前にチェック | 全社員 | 足りない |
標準的な保護 | オフ | 「組み込みな保護」+メールのスパム/バルク/フィッシング対策 | 全社員 | 高リスクユーザーには足りない |
厳重な保護 | オフ | 「標準的な保護」の迷惑メールフォルダへ移動する処理を検疫に変更 | 標的型攻撃のリスクが高いユーザー | 正規メールが届かない可能性も |
詳細な違いについては、Microsoftの公式ページをご確認ください。(事前設定されたセキュリティ ポリシー - Microsoft Defender for Office 365 | Microsoft Learn)
■設定手順
(1)Defenderポータルにログインします。(https://security.microsoft.com)
(2)左ペインの[メールとコラボレーション] > [ポリシーとルール]を順に押下します。

(3)[脅威ポリシー] > [既定のセキュリティポリシー]を順に押下します。


(4)「標準的な保護」の[保護設定を管理する]を押下します。

(5)「Exchange Online Protection を適用する」の「保護の適用先」は「すべての受信者」を選択し、[次へ]を押下します。

(6)「Defender for Office 365 保護を適用する」の「保護の適用先」は「すべての受信者」を選択し、[次へ]を押下します。

(7)「なりすまし防止」の[次へ]を押下します。
必要な場合は「保護されているカスタムユーザー」と「保護されたカスタムドメイン」と「信頼できる送信者とドメイン」に入力し、
[次へ]を押下します。

(8)「ポリシーモード」は、「完了時にポリシーを有効にする」が選択されていることを確認して、[次へ]を押下します。

(9)「変更を確認し確定する」の内容を確認し、[確認]を押下し更新されたら[完了]を押下します。

以上の操作により、「標準的な保護」が[オン]になります。
(10)「厳重な保護」の[保護設定を管理する]を押下します。

(11)「Exchange Online Protection を適用する」の「保護の適用先」は「特定の受信者」を選択し、厳重な保護ポリシーを適用したいグループを入力し、[次へ]を押下します。

(12)「Defender for Office 365 保護を適用する」の「保護の適用先」は「特定の受信者」を選択し、厳重な保護ポリシーを適用したいグループを入力し、[次へ]を押下します。

(13)「なりすまし防止」の[次へ]を押下します。「保護されているカスタムユーザー」と「保護されたカスタムドメイン」と「信頼できる送信者とドメイン」は何も入力せず、[次へ]を押下します。

(14)「ポリシーモード」は、「完了時にポリシーを有効にする」が選択されていることを確認して、[次へ]を押下します。

(15)「変更を確認し確定する」の内容を確認し、[確認]を押下し更新されたら[完了]を押下します。

以上の操作により、「厳重な保護」が[オン]になります。
■効果
[メールとコラボレーション]>[確認]>[検疫]

フィッシングメールをしっかり検疫できています。
■まとめ
「標準的な保護」は全社員に必要なセキュリティポリシーの為、有効化が必須です。



コメント